資本金は、会社の規模や信用をはかるためのひとつの基準になるものです。ある一定以上の資本金がないと取引関係に入れない、免許を取得できない、という業界も少なくありません。
一般的に、増資の手段としては、新株発行や配当可能利益・法定準備金の資本組入れ、DES(デット・エクイティ・スワップ=債権の株式化)などがあります。そして、もっとも多く用いられるのが、新株発行による増資です。いずれの場合も、会社法に規定された手続きを踏み、登記申請をして会社登記簿に反映させることが必要となります。なお、資本金を増加した場合、2週間以内に増資の変更登記をしなければいけません。